2013/05/08

最近読んだ本25:ウルフ・ホール(下) ほか



「ウルフ・ホール(下)」
やっと下巻まで辿り着いたウルフ・ホール。
(なんせ上巻を読んだのは1年前)
クロムウェルがヘンリー8世の信頼を得て、かなり出世しています。
トマス・モアとクロムウェルのやり取りがハラハラした…
モアがどんな人物か前もって知識がなかったので、もうちょっとここらへんのイギリス史を勉強してから読めば更に面白かったんだろうな。
陰謀渦巻く宮廷や、宗教の光と影が余すところなく表現され、どっしりと心に残る本でした。




「パン屋を襲う」
初の村上春樹。
初期の作品「パン屋襲撃」「パン屋再襲撃」に、ドイツ人イラストレーターが挿絵を描いたアートブックです。
著者は日常に起こるとりとめもない事柄に、特別な意味を見出すのが上手な人だなあと思った。




「日本の美女」
日本の美人画を紹介した本。明治・大正・昭和の和美人を堪能できます。
日本画には影がないので、幽玄で儚いような、近くても遠くにいるような、でもこういう人近所にいるよね!と思えるような、不思議な感覚。
あまり顔に凹凸のない日本人の美を表現するには、ぴったりの技法なんだなあと改めて思う。
美人画というジャンルは日本固有のもののようですが、それも納得。
西洋画だと生々しすしぎて、個人を特定しない「美人を描いた絵」とするには難しい。




「明治美人論」
写真が生み出されたことにより明治時代のメディアはどう変化し、当時の「美しい人」とは何であったのかを知ることができる1冊。
明治時代にも、撮影した人物を実際より綺麗に見せるフォトレタッチ技術があったというので驚き!
お見合い写真で人気の写真館などでやってたそうな…いつの時代も変わりませんね。