2011/11/06

国立西洋美術館:常設展


[chakiと聖母]


すっかり記事にするのを忘れていましたが…夏に国立西洋美術館の常設展を観てきました。
イタリアで買った聖母のチャームに使用されている絵がなんと日本にあるとわかり、動物園の予定から美術館に変更。

展覧会へはよく足を運びますが、常設展は初めて。
そんなに期待をしないで行ったのですが、それなりに広さもあり、全体的に良かったです。
特に写真の「悲しみの聖母」…!
イタリアで買ったチャームに使われていたのでてっきりイタリア所蔵かと思えば、なぜだか本当に日本にありました。
画家はカルロ・ドルチで、1655年頃の作品。
フィレンツェの人ということなので、やっぱりイタリアに関係しているんですね。
個人的にロンドンにある「The Virgin in Prayer」(Sassoferrato)と並ぶ、非常に印象的で優れた作品だなぁと思います。

あ、Sassoferato(発音わかりません…)もカルロ・ドルチも同年代のイタリア人だ。
一貫して筆あとも残らないような滑らかなタッチに、激しい明暗表現。
やっぱりカラヴァッジオに影響を受けたのでしょうか。
2作とも静謐な空気感と痛いほどの信仰心が一体化しています。

後のドイツ・ナザレ派も、こういった絵を理想と掲げて活動をしていたのかな~と感じる作品でした。


ほかに印象的だったのは

・「戦いの中、聖母の加護を願うギリシャの乙女たち」(アリ・シェフェール)
・「ラ・シエスタ、スペインの思い出」(ギュスターヴ・ドレ)
・「愛の杯」(ロセッティ)
・「ピアノを弾く妻イーダのいる室内」(ヴィルヘルム・ハンマースホイ)

特にハンマースホイは電車で展覧会の広告を見て以来、ずっと引っかかっていた画家。
「こんな絵を描けるようになりたいんだよなぁ~~!」と思わず口にせずにはいられない、どこか瞑想的で美しい作品です。
こういう静かな空間を描けるようになりたい。

ミレイやロセッティ、モネにモローやブーグローといった、大御所の近代絵画もある国立西洋美術館常設展。
たった420円で観られます、西洋画をお手軽に楽しみたいときはぜひどうぞ(´-`)


国立西洋美術館
〒110-0007
東京都台東区上野公園7-7
開館時間 9:30-17:30
(金曜日~20:00)
※月曜休館


友人と気になってしょうがなかったモネ部屋のロダン「フギット・アモール(去りゆく愛)」。
この全力で去ってる感がすごい。



 

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