2011/11/02

2011夏 イタリア旅行記④(アシジ編)

2011夏・イタリア旅行記その④はアシジ編です。
日本ではアッシジと表記されることが多いですが、私が聞いた現地の発音は「アシシ」に近く、ネットの発音サイトでは「アッスィーズィ」という感じ。(後者はたぶん英語!)
うーん、表記に迷う地名ですね。とりあえずここでは「アシジ」としておきます。

アシジはフィレンツェからローカル線で約2時間半。
カトリックの聖人フランチェスコが生まれた町で、聖地として人気があるようです。
この町のあるウンブリア州は「イタリアの緑のハート」と呼ばれているらしく、緑豊かな風景が続いていました。
北海道みたいですごく和む(´-`)

























アシジ駅から大聖堂のある旧市街へはバスで約10分。
時間的にも歩けそうにないので、ぎゅうぎゅう詰めのバスに乗る。
駐車場兼広場で下車、もう半分姿が見えている大聖堂を目指し、いざ旧市街の門へ。




























全然国は違うけど、インドはジョードプル、メヘランガル砦の入り口を思い出しました。
日本にはこういう石造りの門ってないからなぁ…
























全体的に白っぽい石が使われていて、清潔感ある街並み。
数々のおみやげやさんには聖人グッズがわんさか。
さすが聖地!
修道士の格好をしたマグカップがちょっと欲しかった(笑)
(見た感じ力士なのでやめましたが←カップが太すぎるよ!)


さて、数分歩くとサン・フランチェスコ聖堂です。






























こちらは上部聖堂入り口。外見は特に大きな装飾もなく、シンプルな造りでした。
ゴシック様式のファサードということです。
下部聖堂はロマネスク・ゴシック様式なのですが、入り口は補修中でよく見えませんでした;


上部聖堂内部のジョットによる「聖フランチェスコの生涯」の壁画が本当に見事。
28枚あり、聖人の生涯がひとめでわかるようになっています。
1296年に描き始めたそうですが、建物や人物の配置で巧みに奥行きを表現。
遠近法もまだない時代に、すごいよジョット…!
彼のおかげで、ずいぶんと聖人が身近に感じられるようになっただろうなぁ。

ちなみに聖堂内部はすべて撮影禁止。
そして宗教施設なので、基本静かにしなければいけないのですが…
観光客がブイブイいるのでけっこうな騒々しさ、警備と思われる人がずっと

「Silenzio~~~~(お静かに)」「No photo~~~~(写真ダメよ)」

とマイクで注意してました。
入り口にお静かにマークも撮影禁止マークも表示してあるのですが、みんなあんまり気にしてない?






























聖堂中庭の回廊。
ここも入り口と同じく装飾がほとんどなく、シンプルで清々しい雰囲気。
華美な教会もおもしろいですが、これくらいすっきりしてるほうが親近感が湧くなぁ(´-`)

地下の礼拝堂には、フランチェスコとその弟子のお墓がありました。
まさか本人がここで眠っているとは思わなかったので、やたら感動してしまいました。
ちょうどお盆だったし!
皆さんに混じってちゃんとろうそくをお供えしてきましたよ。
実は私仏教徒なんですスイマセンと若干びくびくしましたが…作法がわからなかった…






























入り口付近の芝生にある、しょんぼりんな銅像。
(馬までしょんぼり)
フランチェスコが戦争で病気になったときの場面かな?



教会のショップでおみやげを買ったあと、お昼を食べにメインストリートへ。
花を飾る家が多く、まさにヨーロッパ!という雰囲気。
青い空に映えて気分は最高です。






さて、お次の目的地はサンタ・キアーラ教会。
キアーラは元は貴族のお嬢さんで、フランチェスコの忠実な弟子だったそうです。
サン・フランチェスコの上部聖堂とよく似てますね。





























白とピンクの石灰岩で作られていて、とっても可愛い外観。
ここも内部は残念ながら撮影禁止。
ちょうど祭壇に飾るバラを生けていて、中はとてもいい香りでした(´-`)
ブラザー&シスターが花屋さんらしき人に指示を出していて、おもしろかったです。

フランチェスコが神から語りかけられたという十字架もここにありました。
メインの聖堂ではなく、脇に伸びる小さな聖堂に飾られていましたよ。
小さな部屋に人がぎゅうぎゅうに座り、熱心に祈りを捧げていました。
子供もいて、すごく印象的だったなぁ…

地下には聖人たちが身に着けていた遺品などが展示されていましたが、
人が多すぎて、ちゃんと見学できなかったのが残念;
(みんな背が高いんですよ…)


サンタ・キアーラ聖堂前の広場からの眺め。
アシジのパノラマを一望できます。
こういうところにいつか住みたい。

























さて、電車の時間なので惜しみつつも駅へ。
帰りに気がついた、駅の天井にあったマーク。
た、た○のこの里…!
(本当は盾か何かでしょうか)






























この駅で電車を待っていたら、アジア人女性とイタリア人男性と思しきラブラブカップルが別れを惜しんでました。
別れ際に「気をつけてね!」とイタリア人が喋ってたので、女の人、日本人だ…!と気付く。
う、うらやましかー( ゚д゚)

いろいろ楽しい経験ができた一日でした。
きっとまた来ます、アシジ。





余談ですが…
サン・フランチェスコ聖堂内にあるショップはおすすめです。
種類も多く値段が手ごろな上、教会の運営に役立ててもらえるそうです。
おなじみポストカードからロザリオなどの聖人グッズに加え、飴や蜂蜜などの食品も扱ってます。

私もいっぱい買い物してしまいました。
印刷が戦前の楽譜とか、あまりにも普通に販売してて、びっくり。


































チャームやパーツ類にもかなりの種類が。
聖フランチェスコは自然保護の聖人でもあり、花や鳥、羊などと一緒に描かれることが多いです。
説教してる図なんでしょうけど、ナチュラルに乙女な画が多い(笑)
トンスラも控えめで、なんて少女マンガな…。聖人好きにはおいしすぎる。

日本の聖人でもこういう絵があったらおもしろいのになー(´-`)
(まぁ漫画化していれば、こんな感じか!)


イタリア旅行記⑤(ヴェネツィア編)に続く。